UVカットと遮光の違い
日傘選びのポイントの一つが、UVカット率と遮光率。カムアクロスでも「99%以上」というように、カット率を表示した商品を展開しています。
UVカットと遮光の違いは、光の種類です。UVカットは日焼けやシミの原因になる紫外線をカットすること。一方の遮光は、可視光線(目に見える光)をカットすることで、こちらは暑さを防ぐ、遮熱効果があります。
遮光はUVカットの進化版
UVカットと遮光、それぞれさえぎる光の種類が違うわけですが、コーティングは同じです。多くの場合、傘生地の裏側にPU(ポリウレタン)コーティングを施します。そして、このコーティングの厚さや質によって、UVのみのカットからUVから可視光線までカットする、というように変化していきます。
つまり、通常のコーティングなら「UVカット率90%以上」。さらに強いコーティングをすれば「UVカット率99%以上」。もっと強ければ「UVカット率99%以上」+「遮光率99.9%以上」、「UVカット率99%以上」+「遮光率99.99%以上」となっていくわけです。
いまや日傘の主役は遮光傘に
以前は日傘と言えば綿や麻といった天然素材が主流でした。太陽の光をさえぎって、日陰をつくるイメージです。その後、化粧品などさまざまな分野でUVカット商品が登場するようになると、日傘もポリエステル生地を使い、UVカットのコーティングをするようになります。
それが2005年頃から、温暖化の影響で日傘にも暑さ対策が求められるようになります。そこでコーティングをさらに強化し、可視光線もカットするようになります。このコーティング技術がここ15年ほどで飛躍的に進化し、コストも下がって、日傘の主流に躍り出たわけです。さらに近年は、PUコーティングよりも耐久性に優れ、遮光率が100%になるラミネート加工の日傘も登場しています。
遮光性については、JIS規格で等級が決められています。
1級遮光=遮光率99.99% 2級遮光=遮光率99.9% 3級遮光=遮光率99%
でも、シーンに合わせて日傘を選んでほしい!
ということで1級遮光の日傘なら、紫外線も可視光線もカットするので機能的には最も優れています。そのなかでも人気なのは黒や紺といったダークトーン。同じコーティングでも白や水色といった明るいカラーに比べると、光を吸収する分、よりカット率が高いのです。
ただ2級遮光でも99.9%もの遮光性がありますし、黒と明るい色との差もごくわずかです。強烈な日差しのときは機能性抜群の黒の1級遮光でも、暑さがましかな、というときは明るめを選んだりしてうきうきお出かけ。秋めいてきたら、麻素材の日傘で日陰づくり。そんな風にチョイスしていただけると、うれしいなと思います。